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           ☆プロポーズ 〜告白成功の鍵は運命をどう掴むか〜☆

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                                              2009/9/12 No.16
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   ★出会った そして「運命」を掴んだ その3★
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今回も出会いから告白成功までの具体例を挙げてみます。

こうして「運命」が変わった これで「運命」の流れを引き寄せ、「運命」を掴んだ、ということを載せ
ています。

もし、あなたがそれに似た状況にあるなら参考になるかと思います。

そうでなくても、これからあなたがそんな場面に出くわすかもしれません。

また状況は違っても、あなたがこれを読んで行動に移すきっかけになるかもしれません。

いずれにしても「運命」を変えるのはあなたですから、あなた自身のことと照らし合わせてみてくだ
さい。



私は当時28歳でした。

短期大学を卒業したものの、ここならという就職先も見つからなかったので、2年間親の脛を齧っ
て過ごしていましたが、あまりにも不規則な生活をしていたためか、ついに親の癇癪が落ちて、
「自分のことは自分でやれ」の一言で家を出てしまいました。

家を出るにあたって母から内緒で貰ったお金で何とか暫く生活できるけど、何か仕事をしないと
その先、生きて行けません。

ふと派遣のチラシを目にして、咄嗟にこれしかないと登録しましたが、もともとあまり人と話をするの
が苦手だった私は結局派遣の仕事につくことはありませんでした。

でもやはり何か仕事をしないとどうにもなりません。

結局近くのスーパーでレジの仕事を見つけ、パートでしたが何とか食べていけるだけのお金は得
ることができました。

何も変化のない生活が続き、これではダメと思った矢先、京都のホテルのレディースプランが目
に止まり、格安だったので、京都へ5日間行くことにしました。

5年ほどどこへも行かなかったので、小学校の修学旅行を思い出すように、何かウキウキした
気分だったのを覚えています。


人嫌いだったので、あまり友人もいなくて、だから男性とデートすらしたこともありませんでした。

ただ、今までに片思いだけは何度かしました。

ただそれだけで終ってしまって・・・。

京都へ来た理由はただ気分転換したいということだったのですが、まさかこんなことが起こるなん
て想像もしていませんでした。


それは朝早く嵐山のホテルを出て、まだ人気のない静かな日を散策していた時でした。

前から4人組の男性が来て、その様子から会社の社員旅行っぽい感じでしたが、いきなりその人
たちが私に絡んできたのです。

「朝からおなご一人なの?」

「なんでここに一人でいるの?」

「あ〜わかった、失恋したんだろう、だから一人でここにいるんだ。」

「今、寂しいだろう。」

「一緒に来なよ。」

「まだフトン片付けてないからさ。」

「昔みたいにいい思いさせてやるよ。」

近寄ってそう喋る息からお酒の匂いが漂ってきます。

お酒の勢いなのか、あたりに誰もいないからなのか、強引に私の手を取って連れようとします。

咄嗟に私は身の危険を感じました。

叫ぼうとしました。

でも怖さで声が出ません。

2人に抱えられて連れられようとしたときでした。

何も喋らず、一番後ろに居た男性が・・・。

「それはまずいだろう、もう誰か警察に連絡してるかもしれんぞ。」と2人の手を払って私を
解放しました。

私は咄嗟に逃げ出して急いでホテルへ戻りました。


暫く恐怖でベッドに居ましたが、疲れていたのか、安堵感からか、いつのまにか寝てしまって
いました。

1時間ほど寝たでしょうか。

ふと夢の中でその助けてくれた男性が出てきて目を覚ましました。

えっ、夢?

朝は恐怖で何も覚えていなかったのですが、助かったという安心感が出てくる
と、次第に冷静になってその場面を振り返られるようになってきました。

それで新たな悩みが出てきました。

あの人たちは仲間なのに、何故1人だけ私を助けてくれたんだろう?

あの助けてくれた人は仲間から仕打ちを受けていないだろうか?

私のために犠牲になっているじゃないかって。


そう考えていましたが、もう時は夕方でした。

そのまま過ぎてしまえばそれで私は何事もなかったように帰れます。

でも今お礼を言わなきゃ永遠に私はお礼を言うことはできません。

ただ行けばまたあの連れようとした人に会うかもしれないし。

そして、どこに泊まっているかも知らないし。

また、彼らはもうすでに移動したかもしれないし。


悩みに悩んだ末、一言が私を動かしました。

「運命は待っていてもその運命を変えることはできない」と。

私は走りました、朝の場所へ。

ただそれだけでも満足できる気がしたのです。

着いた時にはもう6時を廻っていました。

もうこの時間ですと人も多く居ません。

「会える訳ないよね」と思いながらも、お土産やさんで「ここに一番近いホテルとか旅館って
どこですか?」と聞くとそこは通りを2つ挟んだ反対側とのこと。

「行くだけ行こう」、とその旅館へ行ったのですが、そこで助けてくれた人のことを何と聞いた
らいいのかもわかりません。

ただ旅館内をぐるっと廻って、方法もないまま帰ろうとした時でした。

ばったり出会ったのがあの4人組です。

あの助けてくれた人も居ました。

「あの〜。」と咄嗟に声をかけたのですが、夕食のため、旅館に戻ってきたばかりということ
で、10分待ってくれということで待ちました。

その後その人は他の3人を連れて再び現れ、お詫びと買ったばかりのお土産だけど・・と
言って綺麗な扇子をくれました。

とても真面目な人でした。

「どんな場合でも、どんな身分でも、悪いことは悪い」と言っていたことがが今でも頭に残っ
ています。

見かけはちょっとクールでしたが、話してみるととても穏やかで、優しい面を持つ人でした。


出会いはいつ何があるかわかりませんね。

そして、その出会いは「自分の運命を変えるかもしれない」と言うことを肝に免じて、「今が
その運命を変えるチャンス」なのかを考えることが大切だと思っています。


子供ももう保育園に行くくらい成長しましたので、昨年久々にあの京都へ3人で行ってきま
した。

「私の運命を変えた場所」京都。

私は一生忘れられません。



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